WASABI
2002/3/6 鑑賞。
監督:ジェラール・クラヴジック
出演:
ユベール:ジャン・レノ
ユミ:広末涼子
モモ:ミシェル・ミューラー
ということで・・・
ヒロスエがいろいろ話題を振りまいてくれたおかげで
日本でもかなりヒットした作品。
フランスではハリーポッターを抑えて興収1位を獲得してましたね。
「ニキータ」、「レオン」でおなじみのベッソン&ジャン・レノのコンビに、
「TAXi2」のスタッフ。
そこに、なんと、あのヒロスエが、
ということで、期待半分、あきらめ半分で見てきました。
フランスからやってきた暴力刑事が
日本で愛した女性との間に一人の子供を授かっていたことを知り、
その娘通りなす愛と感動のストーリー・・・
になるはずだったんだけど・・・
思いっきりコメディでしたね。
アクションも、親子愛も、たしかに、描写されてはいるんだけど、
明らかにコメディになってしまっていて、
全てが滑稽に見えました。
期待はずれ、いや、まあ、あまり期待はしてなかったからk
期待通り、というところでしょうか。
しかし、驚いたのは、ヒロスエでしたね。
まさか、あそこまでフランス語がしゃべれるとは、
ホント、驚かされました。
演技も、いつぞのアイドル演技はどこかに抜け去って、
かなり、演じ切れてますね。
ホント、この映画、ここだけが救いかと・・・
それにしても、なんていうか、ここまでバカにされていいのか?ってカンジですか。
いや、ある意味、「パールハーバー」よりひどいですよ、この日本の描き方は。
いや、まじ、新宿の真ん中にサムライが出てきてもよさそうな・・・
確かに、日本の新旧文化のごちゃ混ぜっていうのは、
異国の方から見れば非常に奇妙に思えるらしいですが、
日本人が見ておかしいと思うほどおかしいとね・・・
まあ、ただ、あまり建物や服装に執着せずに、
京都の山々なんかを映したりとか、
その辺の努力は認めましょう。
清水の舞台とか、フランス人の目にはどう映ってるのでしょう。
問題は、やはり、随所にちりばめられたあの雅楽っぽい音楽でしょうね。
音楽といえば・・・
鬼塚ちひろが最後の方で使われてましたね。
あと、懐かしい、パフィーの「これが私の生きる道」も。
まあ、何も考えなければ、
それなりに楽しめるでしょうが、
かなりつっこみどころ満載でした。
レオンを想像すると痛い目見ますが、
ヒロスエの女優としての成長を見るだけなら
かなり収穫はあるでしょう。
Copyright (c) 2002 ikko. All rights reserved.
First update: March 6, 2002.