STAR WARS EPISODE II
ATTACK OF THE CLONES
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2002/7/6 鑑賞。
A long time ago
in a galaxy far, far away....
ここで何を書いてしまってもネタバレになってしまうと思うので、
もう最初からネタバレ覚悟で書かせてもらおう。
さて、感想を一言で表すと、
「ああ、なるほどね。」
となるわけである。
エピソード1の流れをうまく受け継ぎつつ、
それでいてきちんとルーク3部作につながる要素が多々。
エピソード1の時いまいちその後の展開とつながらなかったところが
本作を見ることにより解決するという寸法。
そして、もちろん、今回新たに要素として盛り込まれていることも多々。
とにかく、はっきりいって、
他の作品見ていることを前提としている作品になったいるから、
もし他の作品を見ずにいきなりこれを見ると、
いったいどのように感じるのか。
ここら辺も非常に気になることではあるが、
あえて気にしないでおこう。
作品としては、エピソード1よりもかなり面白みのある作品に仕上がっていた。
やはり、戦闘シーンの緊迫感など、前作をはるかに越えている。
それにしても、クローンの軍隊。
すなわち、今後ストーム・トルーパーになると思われる軍隊。
強い。強すぎる。
いったいどうなっているのだろうか。
エピソード6ではわけのわからないタヌキのようなイウォークなるやつらに
石を投げられただけでやられていたあのストーム・トルーパー。
前作でSWサーガでジェダイの次に強いだろうと思われた
あのデストロイヤ・ドロイドをいとも簡単にやっつけているのである。
これを考えると、確実に、やつらは弱くなっていると思われる。
そして、ジェダイの戦闘シーン。
評議会メンバーが実際にライトセーバーをもって戦うシーンは
これが初めてなわけだが、
もっと派手にやってくれるかと思ったら、
メイス・ウィンドウとヨーダ以外はほとんど画面にも映らない・・・
なんとも軽い扱いだ。
エピソード4に通じる要素はたくさんあった。
アナキン3部作を通じてのテーマであるアナキン→ヴェイダー以外にも、
本作、大きなネックになってくる、ボバ・フェット。
R2と3POとの名コンビの誕生、
ルークの里親となるラーズ家の登場、
ストーム・トルーパーと共和国の軍隊、
パルパティーンの独裁への第一歩・・・。
などなど。
ほかにも興味深いところはたくさんあって。
たとえば、ジェダイの養成しているシーン。
あれ、EP4でオビ=ワンがルークを教えてるシーンとかぶるんだよね。
ほかにも、例の設計図。
もちろん、デス・スターだし。
そして、アナキンの手。
機械になったのはこの時なんだな。
それにしても、やはり疑問点もつきもの。
オーウェンは確かに3POを使用していることになっている。
しかし、なぜかEP4では初対面・・・
どうなっているのだか・・・・
しかし、最大の疑問は、
アナキンをダークサイドに引き込んだのは、
物語の本筋から行くと、パドメのと禁じられた恋のはず。
しかし、どうも怒りや悲しみのほうが大きな要素として取り扱われている。
まあ、疑問というよりは、この作品の最大の失敗なのかもしれないな。
そして、やはり映像は美しい。
いったい、どれほどのCGを使ったのだろうか・・・
信じられないぐらい美しい画像である。
ナタリーもきれいになったし。
ナタリーファンとしてはうれしい限り。
そしてそして・・・
音楽。
さすがジョン・ウィリアムズ。
音楽でここまでストーリーを語られると・・・
スター・ウォーズの音楽は基本的にはいくつかの基本パターンに
さまざまなバリエーションを加えて成り立ってるんだけど、
それは、EP1の時も、かなり多くの音楽がEP4以降の音楽のバリエーションだった。
そして、今回も、EP4以降とEP1のバリエーションがほとんど。
もちろん、今回の新曲もあったけど。
そして、あのダース・ヴェイダーのテーマも・・・
そういえば、クレジット自体がカラーで出てくる作品って初めて見た気がするな。
これ、もう一度他のエピソードの関係ありそうなところを見直して
もう一度見に行ったら、
さらに深い発掘ができそうだ。
今回、幸いにもEP1の時と違って、
もう一度見たいと思える作品だったし。
ということで、更なる研究に向けて・・・・
監督:ジョージ・ルーカス
制作:リック・マッカラム
脚本:ジョナサン・ヘイルズ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
オビ=ワン・ケノービ:ユアン・マクレガー
パドメ・アミダラ:ナタリー・ポートマン
アナキン・スカイウォーカー:ヘイデン・クリステンセン
パルパティーン最高議長:イアン・マクダーミド
メイス・ウィンドウ:サミュエル・L.ジャクソン
ドゥークー伯爵:クリストファー・リー
C-3PO:アンソニー・ダニエルズ
R2-D2:ケニー・ベイカー
ヨーダ:フランク・オズ
日本語字幕:戸田奈津子
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First update: July 6, 2002.