S.W.A.T.
2003/10/23 鑑賞。
アメリカカリフォルニア州のロサンゼルス市警(LAPD)の特殊部隊=S.W.A.T.の活躍を描いた作品。
事件の骨となる事件は麻薬王が捕まってそいつが「オレを逃がしたら1億ドルやる」と言ったことで
市民が暴走して・・・というもの。
はっきりいって、つまらなかった。
まず、物語の本筋はS.W.A.T.の日常を描くことなのか、
この事件を描くことなのか。
すごい中途半端。
前半部、いらない部分多すぎ。
話の運び方下手すぎ。
伏線たくさんはってるように見えるのに全然使われてないし。
まず、前半部。
冒頭の銃撃戦はいいとしよう(多分、ここがこの映画の唯一まともなところ)。
で、そのあと、S.W.A.T.をストリートがクビになって、
ボンドーの計らいでS.W.A.T.に戻るまでの時間が長すぎ。
で、そのあと、S.W.A.T.としての訓練、テストがあるわけだけど、
もしS.W.A.T.の生き様みたいなのがこの映画の描きたいところであれば
もっとこの辺をちゃんと描いてほしかった。
で、そのあと事件勃発。
と、その前に、一体魔薬王の叔父はなぜ殺されたのか?
すごい不可解だ。
で、麻薬王がテールランプつけてなくてつかまる。
世界の麻薬王がこんなミスしねーよ。
てゆーか、こいつが捕まったとき他の部下の連中は一体なにやってたんだよ。
で、ロスが市民の暴走で大混乱に陥る、というところ、
ちょっと無理がありすぎ。
1億ドルホントに払うと思う人があんなにいるんかい・・・
しかも、一体あの手榴弾とかはどこから入手した?
ただ、ここも中途半端。
大混乱に陥るんだったらもっとめちゃくちゃやればいいのにね。
警察の中も誰が見方かわからない、ぐらいにさ・・・
で、まあ、犯人逮捕、となるわけなんだけど、
やっぱね、この犯人捕まえたりするのが「S.W.A.T」である必要性が微塵も感じられなかった。
全然特殊なことやってねーじゃん。
普通の警察と同じ。
もっと、「特殊なこと」が必要となる状況下で「特殊なこと」やってくれないと、
この映画の中での「S.W.A.T.」の存在意義、ひいてはこの映画の意義が薄くなる。
まあ、意義もくそも無いような映画だったのは事実なんだけどね・・・
2003年アメリカ映画 / コロンビア映画
監督:クラーク・ジョンソン
出演:サミュエル・L・ジャクソン / コリン・ファレル / ミシェル・ロドリゲス / LL・クール・J
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First update: October 23, 2003.