スパイ・ゲーム
2002/1/16 鑑賞。
監督:トニー・スコット(トップガン、エネミー・オブ・アメリカ)
出演:
ネイサン・ミュアー:ロバート・レッドフォード(明日に向かって撃て!、追憶、スティング)
トム・ビショップ:ブラッド・ピット(セブン、ファイト・クラブ)
エリザベス・ハドレー:キャサリーン・マコーレック(ブレイブハート)
チャールズ・ハーカー:スティーブン・ディレン(ハロー、アゲイン)
トロイ・フォルガー:ラリー・ブリッグマン(ジャスティス)
ハリウッドナンバー1のブラッド・ピット。
そのピットをトップスターに成長させたロバート・レッドフォード。
この二人の初共演を、
トニー・スコット監督が撮る。
これで期待できないわけがない。
ロバート・レッドフォード。
もっぱら、最近は監督業に専念してる模様。
といっても、「モンタナの・・・」では主演を兼ねたが。
やはり、年をとった。
もう、定年という役が似合ってしまっている。
たしかに、そのくらいの年なのかもしれない。
しかし、かっこいい。
なにか、男の生き様、みたいなのを見せられてる気がする。
まだまだ、現役でいてほしい。
ブラッド・ピット。
レッドフォード監督作品の「リバー・ランズ・スルー・イット」で
トップスターの座に着いてから、
数々のヒット作で様々な役を演じ続けてきた。
今回は、CIAのスパイの役。
すごいはまり役であった。
ホント、どんな役でもこなせてしまう、
今後、さらなる活躍が期待できそうだ。
スピード感、伏線の引き方など、
非常に、上手い、と感じる作品だった。
それ以上に、カメラがすごくよかったと思う。
惹き込まれる映像、といったところ。
構成が多少問題だろうか。
会議室を中心に回想シーンと混ぜ合わせるわけだが、
上手くシンクロできていた。
が、いったい回想と、今現在起こっていること、
どっちに重点が置かれているのか、よくわからない。
それ以上に、回想シーンが重みがなさ過ぎる。
ただの「ビショップの紹介」に終わってしまっていた。
もうちょっとつっこんだものがほしかったかな。
それにしても、わからないことが多かった。
いったい、トロイに耳打ちしていた部下。
何度も出てくるが、いったい何を話していたのか。
ビショップとエリザベスのその後は??
てゆーか、あんなことやらかしておいて、
その後ミュアーはいったいどうなるの?
金もないし。
そして、最大の問題。
外食作戦とはいったいどんな作戦?
実際なら、他の部分もっと切りつめて、
ここのみに焦点を当てても
面白かったのではないか、と思う。
まあ、なんだかんだ言っても、
疾走感だけで十分楽しめる作品であったのは間違いない。
今後とも、レッドフォード&ピットに
最前線で活躍してもらいたい。
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First update: January 16, 2002.