踊る大捜査線 THE MOVIE 2
レインボーブリッジを封鎖せよ
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2003/8/18 鑑賞。
踊る大捜査線シリーズ最新作。
ということで・・・・
とにかく、至る所に小ネタがばらまかれていて、
見どころいっぱい。
一度見ただけじゃ半分もつかみきれなかったんじゃないか、と思います。
とりあえず、もう一度本編、スペシャル、THE MOVIEを全部見直してから
もう一度見たいですね。
まあ、映画館まで足を運ぶかどうかは別として。
まあ、エピソード詰め込みすぎて
本筋がどこなのかわからない、といえばそうなんですが、
まあ、そこがこのドラマなので。
まあ、少なくとも、通常の刑事ドラマのように「殺人事件」がメインなわけでなく、
それをとりまく「組織」の姿を描く、のがこのドラマなんじゃないかな。
と言う点では今回もかなり傑作だったのでは。
それにしてもね・・・
ちょっと、真下君かっこよすぎなんじゃないの・・・?
とは思ったんだけど、さすが、そこはやっぱちゃんとオチがついてくるのね。
人間、根本から変わるのは難しい、ということでしょうか。
でも、その湾岸署の面子の変化、と言う面でも
結構楽しめそう。
交通課が結構出てきてたのが今回は観光課。
お台場も、人もやっぱり変わるんです。
そのお台場の変化。
もともと、お台場が一大観光地として発展を遂げた
その大きな要因の一つとしてこの踊る大捜査線があったことは言うまでもなく。
そういう意味で、この踊る大捜査線が「台場も随分変わったな」という様な視点をしてる、
ってところがなかなか面白かった。
他にも、恩田さんとキャビアのエピソード。
それから和久さんと吉田副総監、青島さんと室井管理官の
微妙すぎるリンクがすごいよかった。
幹部クラスの人間関係なんかもうまく描けてたんじゃないかな。
そして、今の2ちゃんねるに代表されるような
匿名の、実態の無い組織、
そういうのが実際に殺人をはじめとする凶悪事件を起こしたら?
まあ、実際、今各地で増えている凶悪犯罪の中にも
そういったものがあるのかもしれないわけだけど、
ちゃんとそういった要素が入ってて、
考えさせられる映画でもありましたね。
そうそう、それから
あの湾岸署地下の監視カメラ。
実際にロンドンや、歌舞伎町の一部では導入されてるとか。
でも、あってもおかしくないんだよね、こういうの。
てゆーか、1999年に施行された通信傍受法、盗聴法の流れから考えると
実際今後、こういった捜査方法が一般化してきても不思議では無い気がします。
そして、いずれは法案化、
そして最終的には「マイノリティ・リポート」の世界になっていく、
ということでしょうか。
まあ、でも、やっぱ安全が保障されるとは言え、
市民の生活がのぞき見されるのはなんだかな、というカンジですが。
ところで・・・
小泉考太郎。
どこに出てたの?と思いきや・・・
あの演技の下手なやつか・・・
結構キーポイントだっただけにちょっと残念。
でも、言われなければ気づかなかったかも。
ちょっと難を言うと、
エンドクレジットにエピソード詰め込みすぎ・・・
まあ、オープニングからエンドクレジットの最後まで見なければ本当に楽しめない、
と言う意味ではすごくよかったわけだけれども、
ちょっと、あのエンドクレジットはやり過ぎの気が・・・
しかも、何の説明も無しじゃ理解できないカ所も多々。
あとですね、
レインボーまんじゅうとレインボーもなかも劇場で売ってください・・・
お台場に行けば入手可能、とのことですが・・・
というわけで、
最初から最後まで目が離せない、
そんな映画になってます。
監督:本広克行
出演:織田裕二 / 柳葉敏郎 / 深津絵里 / 水野美紀 / ユースケ・サンタマリア / いかりや長介
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First update: August 18, 2003.