猫の恩返し / ギブリーズepisode2
2002/8/6 鑑賞。
猫の恩返し
監督:森田宏幸
声の出演
ハル:池脇千鶴
バロン:袴田吉彦
猫王:丹波哲郎
ギブリーズepisode2
監督:百瀬義行
声の出演
野中君:西村雅彦
ゆかりさん:鈴木京香
奥ちゃん:古田新太
猫の恩返し
はっきりいって、声の出演がちいちゃんだから見に行ったような作品。
たしかに、耳をすませばは好きだったんだけど。
それにしても、ここのところのジブリにはない、
ポップなカンジの映画でしたね。
最近の宮崎作品は、重すぎて、
見ていて疲れた部分もあったんで、
こういう若い監督がこういったポップな映画を撮ってくれると、
今後のジブリにも期待できるかな、なんて思います。
主題歌も変に「芸術的」なのでなくて、
つじあやのの、しかもアップテンポな曲。
しかし、この映画、
今どきの女子高生(ちょっと違う気もするんだけど・・・)なハルが
自分の時間を生きられるようになっていく様をテーマにしているはず、
なんだけど・・・
いったい、いつ、どういうきっかけでハルがせいちょうしていったのか、
かなりつかみづらい。
結局、バロンや、ムタや、ユキや、ルーンに助けられて、
自分の力で切り開いた、ってわけではない、
そんなカンジがします。
しかし、疑問点もいくつか残り、
たとえば、ハルはいつ、ドレスから制服に着替えたのか、
バロンのいるあの世界は、猫の国でないのであれば、
いったいなんなのだろうか。
それにしても、
ちいちゃんの声。
あの、幼少時代のところは、かなり無理ありましたね。
別にそのままの声でも十分な気もしたんだけど・・・
まあ、全体的に、勢いだけで突っ走ってた、
ってカンジなんで、
今後、この勢いを生かしながら、
内容の濃い、かといって、重くならない、
そんな映画を期待したいと思います。
ギブリーズepisode2
おまけかと思っていた、この映画。
じつは、こっちのがかなり大人向け、
内容もなかなか。
中編2本と短編4本の全6パートで構成されていて。
episode1は、どうも、テレビ映画だったらしいとか。
そうすると、DVDの映像特典として入ってくる可能性大か・・・
時間的にもそう長くなく、
いろいろなアニメの手法が見れれて楽しかった。
でも、やはり、なんていうのか、
こういう、日常の一コマ、
だれも目をくれない、そんな部分に、
あえて目をつけて、作品にする。
そんなところがよかったですね。
やはり、いちばんよかったのは初恋篇。
フォークダンスとか、
すごく記憶にありますね。
まあ、自分の場合は、初恋の人とはフォークダンス踊ってないんだけど。
まあ、どうでもいいんだけど。
ああやって、からかわれたりとか、
好きな子の家の前をわざと通ったりとか。
でも、初恋は一度だけ。
初恋って、絶対切なく終わる。
野中君は、幸せな初恋を過ごしたんだな・・・と。
ついでにカレー篇。
ココイチ1300経験者には、
かなり共感できる作品でした。
まあ、辛さ勝負か、量勝負か、
その辺ちょっと違うけど。
でも、わかる。
わかりすぎて、面白い。
まあ、あとの短編はあってもなくても同じ、
というか、上の2本だけで良かった気もするけど、
なかなか見ごたえのある映画でよろしかったと思います。
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First update: August 19, 2002.