ラストサムライ

 

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2004/3/3 鑑賞。

渡辺謙さんが助演男優賞でゴールデングローブ、アカデミー両映画賞にノミネートされましたが
惜しくも受賞を逃したこの作品。
とりあえず、主演のトムクルーズをさしおいて、
渡辺謙さんが全世界的に評価された作品でした。

はっきりいって、作品自体はどーでもいいカンジ。
たしかに、日本の描かれ方としては、
今までのハリウッド映画にはありえないまともさだったことは認めます。
ただ、やっぱおかしい。
日本の侍がなぜ英語をしゃべる?
鎖国してて、唯一の貿易相手国であったオランダの言葉をしゃべるならまだしも。
「武士道」っていったって、やっぱ表面だけ。
まあ、それは「西洋人から見た」世界なわけだから、しかたないけど、
でも、それに日本人が準ずる必要などないはず。
時代考証もあまりにいい加減すぎるし。

ただ、誰もが口をそろえて言うように、
渡辺謙の演技はホントすごかった。
いや、やっぱ、さすがです。
真田広之も負けてなかった。
中村七之助の明治天皇も結構あってたかも?
トムクルーズが悪いわけでは決してない。
ただ、渡辺謙さん、真田広之がそれよりさらにいい、それだけの話。
小雪もなかなかよかった。

ハンス・ジマーはなんと、この作品で100作目らしい。
すごいね。
記念すべき作品の音楽は・・・
いまひとつ、だったかな。
らしさがあまり出ていない。
日本を意識しすぎるあまり、ちょっと力みすぎたか?
悪くはないです。
日本を意識した楽曲に関してのみ、疑問符が残ります。

 

2003年アメリカ映画 / ワーナーブラザース映画
監督:エドワード・ズウィック
出演:トム・クルーズ / 渡辺謙 / 真田広之 / 小雪


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First update: March 3, 2004.