アメリ
2002/2/19 鑑賞。
監督:ジャン=ピエール・ジュネ(デリカテッセン、ロスト・チルドレン)
出演:
アメリ・プーラン:オドレイ・トトゥ
ニノ・カンカンポワ:マチュー・カソッヴィッツ
ラファエル・プーラン:リュフュス
レイモン・デュファイエル:セルジュ・メルラン
ということで、やっとのことで見に行ってきました。
最近、ハリウッド映画しか見てなかったから、
ホント、ヨーロッパ映画って久しぶりで、
新たな発見を多々させられたカンジですね。
それにしても、ホント面白かった。
自分の今まで見てきた中でもベスト10に入るんではないかと・・・
フランス映画っていうと、レオン以来かな。
やっぱ、ヨーロッパ映画って、
ハリウッドのに比べると、少々固いイメージが未だにあるのだけど、
これは、まあ、全くと言っていいほど、そういうカンジじゃなくて。
かといって、ハリウッドのようになんか全然非日常的なことを扱うわけでもない。
むしろ、起こっているのは日常的なこと。
そんななかで、今まで空想の世界に没頭していたアメリが
どう生きていくか、を描いていくストーリー・・・と思ったら、
あんまり成長してないんだよね。
目に見える成長ってのはない。
むしろ、成長したのは、アメリの周りの人々であって。
アメリ自身、殻を打ち破るって言ったけど、
結局うち破れたのか、といわれると。
たしかに、恋愛に奥手だったのが、
一応ハッピーエンド的な状況にはなったわけだけど、
じゃあ、それはアメリが殻を打ち破ったのかっていうと、
そういうわけではなくて、ただ、結果的にそうなった、
というだけの話。
とはいっても、このファンタスティックさ、
謎解きのおもしろさ、駆け引きの微妙さ。
非常に目が離せない。
これを演出してるのがレトロな映像と音楽。
そして、ナレーション。
ツボにはまりました。
登場人物の個性、全体の構成など、
ホント、よく考えられてるし。
2時間、全く飽きることなく見れました。
それにしても、
日常生活の中にある小さな幸せを教えてくれる映画だった。
もう一回見にいってもいいかな。
こんなこと思える映画って、いったいどれ以来だろう・・・
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First update: February 19, 2002.