万博レポ1回目 (4/24, Sun)

[エキスポシャトル] [シャトルバス] [海上会場] [モリゾー・ゴンドラ] [JR東海超電導リニア館] [Brother OUTPUT FANTASY] [会場間燃料電池バス] [天水皿n] [瀬戸日本館] [市民パビリオン] [アクトロイド]
行ってきました。
初めての万博。
昼過ぎから行ったんだけど、入場者数が10万人を超えて、
すごい人だった。
ディズニーランド並み?

エキスポシャトル

行きは大曽根から快速エキスポシャトルで。
個人的にはこのエキスポシャトル、色々と思うところがあります。
まず、高蔵寺までで普通を追い越す快速が最近ないんですよね。
セントラルライナー、ホームライナーっていう有料快速は追い越しあるんですけど。
鶴舞停まるようになってから、新守山で普通を追い越すことがなくなった。
だから、すごい久しぶりなんです、高蔵寺までで無料の快速が普通追い越すのって。
それから、驚いたのが、高蔵寺に着いた時、車掌が英語でアナウンスしたんですよ。
車掌が、ですよ。テープじゃなくて。
これはかなり珍しいでしょ。
そして、高蔵寺から愛環に乗り入れ。
211系が愛環に乗り入れ。
これが、鉄道ファン的にはかなり見どころですね。
国鉄分社化後、JR車両が愛環に乗り入れたのって、数える程しかないんです。
それが、毎日乗り入れてるんだから。。。

シャトルバス

万博八草からは海上会場までシャトルバスで。
ここで、シャトルバスはどんなのかな・・・と期待してると、
出てきたのはこいつ。
瀬戸会場行きシャトルバス
ただの市バスやん。。。
うーん、微妙なんですけど。。。
まあ、確かに、あれですよ、CNG(圧縮天然ガス)ですよ。
地球には優しいです。間違いなく。
でもさ、なんか、もうちょっと・・・・いや、既存のものをそのまま使うから、
地球には優しいんだな、と納得しておきます。

海上会場

万博の反対運動とかに関わったことのある人なら、
若しくは市民プロジェクトに関わってる人とか、
結構愛知県民では瀬戸会場のことをこう呼ぶ人が多いかもしれない。
本来、万博のメインとなるはずだった会場。
今でも、実質的に万博のテーマ"自然の叡知"に関してはこちらの会場で色濃く感じられる。

しかし、なんだかんだ言って、メイン会場は長久手。
こっちはサブ会場となってるわけですが。
おかげで、こっちから入場すると並ばずにすんなり入場できる。
コンビニも空いてるしね。
会場内、たった4カ所しかないコンビニ、長久手の3カ所は常に混んでるらしい。
ってことで、お茶とか買いたい方は海上会場から入場して最初に買っておくといいかも。
とりあえず、コンビニでお買い物。
なんだ、別に高くないじゃん。
誰だよ、会場内のコンビニは高い、なんて言ったのは。。。

モリゾー・ゴンドラ

海上会場はまた後で見るとして、とりあえずモリゾー・ゴンドラで長久手会場へ。
このゴンドラ、もちろん無料です。
モリゾー・ゴンドラ
驚くことに、スピードがなかなか速い。
ゴンドラってもっとゆっくりってイメージがあるんだけどね。
途中で窓ガラスが真っ白になる。
周辺住民の方のプライバシー保護が目的なんだけど、怖いね、これ。
完全に覆わなくても、なんか方法なかったのかな。
例えば、斜め45度以上からの角度の光を通すとかできないのかな?

長久手会場に到着。
トヨタ館ですごい列が。。。
いやー、並びたくないなぁ。。。。

JR東海超電導リニア館

とりあえず、今回の目的地・JR東海超電導リニア館へ。
意外に並ばなくてもよかった。
リニア館は3つのゾーンに分かれてて、それぞれ別々に入場。

まずは、超電導リニア3Dシアターへ。
20分並んで、20分プレショー、20分3D映像、というカンジ。

プレショーはまあ、それなり。
鉄道の今までの歴史をすごい簡単に説明、というよりは
東海道新幹線がいかに優れているか、そしてこれからリニアが必要なんだ、
という映像でした。

そして3Dシアターに案内される。
ここからが問題。
約20分にわたるこの3D映像。
とにかく、同じような映像が繰り返される。
まあ、山梨の実験線なんてそんな長いもんじゃないし、
映像が似通ってくるのはしかたないんだけど。。。
にしても、工夫がないというか。
せめてリニア視点の映像とかもあればいいんだけどね。
リニア視点の映像は1回流れるだけ。
そして、さらに、よくわからないストーリー。
リニアの上に火の玉みたいなのが浮かんだり、
いきなり電気がついて勝手に走り出したり。。。。
一体、何がやりたかったんだ?JR東海は。
訴えたいことが全然伝わってこなかった。。。
というわけで、3Dシアターはわけがわからない間に終了。

次、MLX01-1の先頭車の中に入ってきました。
超電導リニア館
車内はかなり圧迫感がありました。
かなり天井が低かったですね。
客席が一段低くなってて、
客席上部には飛行機の荷物入れるようなところもあったり。
まだまだ内装は考える必要ありそうです。

そして、超電導ラボ。
ここが意外に並んでて驚き。
ただ、半分ぐらいの人が3Dシアターと勘違いしてた部分があったような気が。
これも2つの部分からなってます。
実際に高温超電導で実演をする部分と、展示をしてある部分。
まあ、実験はよくある超電導の上になんか浮いてて傾けても動かない、みたいなやつと、
超電導でロケット飛ばすやつ。
で、そのあと展示を見るんだけど、
同じ部屋の中のため、展示をゆっくりと見てる時間がない。
ちょっと時間かけて見てたら、周りに客がいなくなって。。。
自分が出て行かないと次の客入れれないんだよね。
これは、展示室分けるべきだと思いました。

Brother OUTPUT FANTASY

ちょうどショーが始まるところだったんで、Brother OUTPUT FANTASYへ。
非トヨタ系企業として、名古屋景気を支えてる企業のひとつであるブラザー
パビリオンとしては中部の企業の共同バピリオン"夢見る山"の中にあります。

さて、そのショーですが。
ピエロが出てきて、ジャグリングを始める。
なんか、ずっとジャグリングしてて。。。
わけわからん、なんかブラザーと関係あるのか?
と思ってたら。
最後に集合写真。その集合写真がブラザーのプリンタから・・・ってそれだけかい!
わけわからん。

ブラザー館ではその他にもTシャツプリントなんかの自社商品の宣伝をしてましたが、
個人的にメインだったのは立体映像。
なんか、網膜に直接光を当てて立体映像を構成するらしい。
背景は外からでも見えるのに、肝心の立体映像はメガネをのぞかないと見えない。
なかなか新しかったですね。

あと、ブラザーのコミュニティロボットであるイフボット
パビリオン内の至る所にいました。
ショーにも出てきたし。
この万博、ロボットがやたらたくさんいることもひとつの特徴。
ロボットに関しては、またレポの最後の方で触れます。

会場間燃料電池バス

海上会場は閉園が早いので、一度戻ることに。
行きはモリゾー・ゴンドラで来たので、帰りは会場間燃料電池バスで移動。
燃料電池バス
実はこいつもトヨタ自動車によるパビリオンのひとつだったりする。
乗り場が分かりにくくて探すのに時間かかりました。。。

並ぶ時間は少ないんだけど、運行間隔が長い。
というか、定時ではないみたい。客がたくさん入ったら出発、みたいなカンジ。
意外にモリゾー・ゴンドラのが早いかもね。

ホントに静か。
車内では、燃料電池バスに関してちょっとした映像が流れるんだけど、
これの音声が雑音気にしずに聞ける。
しかし、さすがトヨタ。
ちゃんと広告できるところで広告してくる。
JRリニア館の映像に比べると、明らかに分かりやすく、重要性が伝わってくる内容。
多分、海上から長久手は微妙に内容が異なることになりそう。

天水皿n

海上会場に到着。
到着は瀬戸ゲートなんだけど、そこからメインの会場へは橋を渡る。
橋の途中から、でかい皿が見える。
天水皿
こいつは天水皿nというらしい。
約30mの皿に、約30000枚の皿が貼り付けられてるそうで。
なかなか壮大な作品でした。

瀬戸日本館

ちょうど日本館のすぐ後の時間の整理券配ってたので、
瀬戸日本館に突入。
瀬戸日本館

中にはいると、周りは障子張り。
花火とか雨とかの映像が映ってる。

で、プロローグが始まる。
日本の伝統芸能、日本の四季が次々と映し出される。
それぞれの障子で映ってるものが違うので、
なかなか楽しい。

プロローグが終わると、上の階に移動。
八角形の舞台に誘導される。
中央が舞台。
何が始まるんだろう。。。
と思ってると、人が走ってきて。。。
みるみるうちに人数が増えて、すごい人数になる。
衣装は弥生時代っぽいカンジ?
舞台の上、客席の後ろ、階段、色んなところに立って、
それぞれが声を発する。
その演者達の声がすごい迫力。
発してる内容は、そうだな、"雨ニモ負ケズ"とか。
近代文学の内容が中心だった気がする。
ある意味、自分の学が試されるかも。
かなり深いです。迫力あります。
とにかく、圧倒されっぱなし。
照明なんかもよかったです。

メインのショーが終わると、さらに上の階へ。
アートギャラリーでした。

後からパンフを見てみると、環境への配慮が色々とされているということがわかります。
が、実際に中にいてもわかんないことばっかなんだよね。。。
"自然の叡知"を謳ってるんだから、こういうことも前面に押し出していかないと。。。

市民パビリオン

もうちょっと閉園まで時間があったので、
市民パビリオンにもよってみた。
ホントはもうちょっと時間かけたかったんだけど。。。

ここで目に付いたのが漂流日記
ノートにテーマが書かれていて、そのテーマについての意見を書き、
自分の知り合いに渡す。
その知り合いがまた意見を書いて知り合いの知り合いに・・・とつなげていって、
ノートの最後に意見を書いた人がノートを送り返す、というプロジェクト。
完全アナログで、人と人とのつながりを見つめ直そう、ってことかな。
なかなか面白いプロジェクトです。広がっていくといいな。

アクトロイド

長久手会場に戻って、お土産を買おうかと思ってたところ、
北ゲートに人だかりが。
近づいてみると、アクトロイドの公演がはじまるところでした。

このアクトロイド、長久手会場の各ゲートに設けられた接客ロボット。
やたらリアルなルックスと面白い応答をしてくれます。
アクトロイド
ちなみに、接客ロボットとは言え、完全にひとつのパビリオンなんで、
写真撮ったり話したりするには並ばなきゃいけません。

テレビで見た時はマイクに向かって話してるカンジなかったから、
ロボットの耳で音拾ってるのかとも思ったんだけど、
やっぱりマイクは下にありました。
でも、結構離れたところからでもちゃんと認識してくれたし、
周りの雑踏の音も拾ってなかったですね。
この辺はよくできてるみたいです。

音声認識に関しては日・英・中・韓の4カ国語に対応。
当然、4カ国語で返してくれます。
最初に「こんにちは」と言わなければ会話がスタートしないです。
ちなみに、「Hello」と言えば英語、「にーはお」と言えば中国語、
「あにょはせお」と言えば韓国語でスタートするので、
ここで言語モデルを入れ替えてるのでしょう。

いくつか質問をすると身振りつきで返答してくれます。
話しかけてから返答までのタイムラグが微妙に長い気が。
返答の音声は合成音声ではなくて、完全に録音されたもの。
返答パターンはそんなに多くないっぽいです。
まあ、ロボットの動作もパターンに含まれると考えると
そんなに増やせないだろうとは思いますが。

つっこんだ質問をすると「プライベートな質問は事務所を通してください」とか言われます。
返答のひとつひとつが結構面白い。
なんていうか、人間的な返答?
寒いギャグも用意されてます。

話はむこうが「お役に立てましたか?」とか言って一方的に終了。
あくまでこれもパビリオンの一種で、時間なのか質問数なのかで
制限かけないと長々と話すやつが出てくるからだろうな。。。
ちなみに、時間内に話しかけない時間がいくらかできると
いきなり話しかけてきます。
「本当のところ、私、何歳に見えますか?」とか。

以上、ちょっと詳しく分析してみました。

さて、時間も時間だったし、おみやげ買って帰ることに。
お土産屋は混むので、時間帯見計らって行きましょう。
今回は、会場内限定のシルクハット・モリコロを買おうと思ってたんだけど、
売り切れでした。。。
とりあえず、前からほしかったモリゾー&キッコロのお手玉ぬいぐるみを購入。

帰りは万博八草からリニモで。
もうこの辺は疲れて寝てたので、リニモに関してはまた今度行った時に書きます。
最近の藤が丘に関しても、今度行った時、ということで。。。

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First update: May 1, 2005.