ゆず 体育館ツアー2006 「リボン」

2006/3/5 (Sun)
三重県営サンアリーナ
セットリスト

Op. ラジオ体操
01. ニンジン
02. 命果てるまで
03. ダスキング
04. 桜木町
05. 栄光の架橋

ゆず鹵北川悠仁のお伊勢参り

06. 一っ端
07. ダスティンホフマン
08. ヒーロー見参
09. チェリートレイン
10. 少年
11. 3カウント
12. 夕立ち
13. しんしん
14. 青
15. 嗚呼、青春の日々
16. 夏色
17. 超特急
18. 女神
19. リアル

第二幕
ミュージカル「もうすぐ30才」

〜アンコール〜
En1. いつか
En2. サヨナラバス
En3. 陽はまた昇る

バンドメンバー

Dr:佐野康夫
Ba:沖山優司
Gt:木村健
Sax:昼田洋二
Key:川村ケン
Key:伊藤隆博

開演時刻 17:10
終演時刻 20:10

アーティスト通算 : 16本目
ツアー通算 : 1本目

2階 G-14列 50番台

というわけで、リボン初参加は三重県営サンアリーナ。
とにかく、なんでこんな辺ぴなところで・・というとてつもない交通の便の悪いところ。
実は、縁結びで有名な二見浦から近かったりする。
ホールはまだ新しいようで、結構きれいでした。
もっと広いホールを想像してたんですが、意外に狭かったですね。
音響的には返りが少なく、結構抜けてくカンジ。
このくらいのが聴きやすいかも。
ちなみに、もっと地方からたくさん集まってくるのかと思いきや、
駐車場は三重ナンバーの車ばかりでした。

今回のステージは夢の地図ツアー以来久しぶりにメインステージのみの構成。
ステージ両端後方には階段がたくさん。
ステージ両端前方が膨らんでて、ここが脇の花道+サブステージ的な役割を果たします。

さて、いつもどおりラジオ体操から。
やはり初の三重公演だけあって、初参加の人が多いのかな?
歓声がいつもより大きいのです。

そして、オープニング映像は、モノクロの写真の中で赤い傘を持つ少女。
あれ?このコントラスト、どこかで見たことが・・・・
そう、夢の地図ツアーのオープニングは
モノクロの中で石原さとみがもつリンゴだけが赤い、
という写真から始まったんですよね。
そこから、様々なシーンの中でリボンが飛んでいく映像。
音楽は"リアル"をベースにした曲調。
そして、舞台前方で歓声が・・・
なんと、ゆずがせり上がりで登場。
せり上がりって珍しいですね。

一曲目。
なんと・・・・"ニンジン"から始まりました。
予想を大きく裏切られた曲。
まさかこの曲からくるとは・・・
で、そのまま"命果てるまで"。
"同じ花ならどうせ"「どうせ!!」
Oneツアーを思い出させる曲。
そして・・・"ダスキング"。
先が読めない・・・

そして、なんとここで桜木町。
この曲もONEで随分聴いたけど、聞き飽きない。
手拍子もなく、気持ち良く聴けました。

舞台暗転しても声かけがおこらない。
三重ってマナーいいんだな・・・
この緊迫した空気をまさかゆずのライブで味わえるとは思いもしなかった。
結局、間が長くなって、声かけはでてきちゃったんだけどね。

そして、北川さんと岩沢さん、二人向きあってカウントをとって・・・
"栄光の架橋"。
2004年、いくつもの感動と共にこの曲があったのはまだ記憶に新しいこと。
ライブで歌い込まれていくことで名曲になっていく曲ってたくさんあるけど、
この曲はその特に際立った例なんじゃないかと思う。
ゆっくり、ゆっくりと二人のギターと声だけで紡がれていくこの曲は
バンドがなくても、映像がなくても、いかにこの曲が力のある曲か、ということを
まざまざと見せつけてくれた。

ここでロングMC。
北川さんは子供のころから毎年お伊勢参りに来てたそうなんですが、
岩沢さんは三重県はちょっと歩いたことあるだけ、ということで、
北川さんによるお伊勢参り紹介スライド。
スタッフの人と一緒に撮った写真だとか、川で顔洗ってる写真とか。
鹿がいた、って写真も。
ここ一番面白いところだと思ったって・・・いや、鹿がいるのは確かに珍しいかもだけど、
面白いってどうよ?
さらに、伊勢うどんとか赤福を食している写真も。
なんか、食べてばっかのスライドだなw

で、なぜかどんうーとかプースーとかやたら業界用語を使い出す北川さん。
いや、業界用語っていうかただひっくり返してるだけ・・・
で、「ずーゆーがたーうーを・・・」って、ちょっと面白過ぎなんですけど。

ここからは『リボン』の曲中心に。
"一っ端"、いい曲ですね。ホントに・・・
"ダスティンホフマン"が終わって、北川さん階段を上っていく・・・
なんと、そこにはDJブース。
ターンテーブルを回す北川さん。
で、ディスプレイに映る映像が回って・・・"ヒーロー見参"。
ディスプレイには北川さんのセーラームーンをはじめ、
ブルース・リー、鬼太郎、アムロのコスプレが・・・
北川さん、女装好きやなぁ・・・
と映像ばかりに気を取られがちなんですが、
"ヒーローここに見参"のところで、岩沢さんが右手を高くあげてたりするのは
かなり見物ですよ。

暗転して、メインディスプレイに汽車の映像が。
そーいや、電車好きだよな、ゆずって。
今回電車に関する曲は2曲あるので、この映像だけではどっちかわからんのです。
そしたら、その汽車はさくらんぼをつんでました。
"チェリートレイン"。
本日の観客参加曲。
赤、黄色、緑の3つの色で、拍手、手を振る、そして各会場で変えてる緑は
伊勢エビにちなんで「エビ!」。
手を振るところの岩沢さんのかくかくした降り方が楽しかったわぁ・・・
あれめっさツボでした。
最後は「エビ!」で占めて。

そして、"少年"。
YUZUのところでは・・・
メインディスプレイでスキージャンプしてるゆずマンの映像が。
ジャンプしながら手だけYUZUしてます・・・

"3カウント"。
岩沢さんが曲のあとに「ありがとう!」とか「サンキュウ!」という曲は非常に珍しくて、
この曲とあと何曲か、数えるぐらいしかないんですよね。
そう考えると、この曲に対する思い入れって実はそーとーなもんなんだろうな、とか思ったり。

そして・・・ついにきました、本日のメインディッシュ。
"夕立ち"。
ミディアムテンポなので、どうしても最初手拍子が起きちゃうのは
仕方ないことなのかなぁ・・・
まあ、すぐに消えていってくれて、曲聴くのに集中できました。
やっぱ、いいわ。
ライブで聴くとなお素晴らしい。

続いて、"しんしん"。
季節外れのクリスマスな映像でした。
曲が終わって、割れたメインディスプレイの後ろには、雪が降っていました。

次は"青"。
曲が終わるか終わらないかのところで、黒と白のグレッチが出てきます。
このギターが出てきたら、この曲しかないですよね。
そう、"嗚呼、青春の日々"。
そーいや、この曲をエレキでって久しぶりじゃない?
"もうすぐ30才"と"嗚呼、青春の日々"。
似てますよね。テーマが。
でも、この"嗚呼、青春の日々"は、もう何年も前の彼らのリアルを歌った歌のはずなのに
今でも十分歌えてしまう、そんな曲になりましたね。

「夏の曲をやってもいいですか?」から、"夏色"。
「ソレソレソレソレ」「寒さに負けるな」は今回も健在のようですw
と、なぜか間奏で着替え出す北川さん・・・・
メンバー紹介をしはじめます。
最後に岩沢さんから「パラダイス北川さん」と紹介がありました。
「もう一回」で繰り返しは2回でした。

で、"超特急"ですよ。
映像がONEツアーの"ウソっぱち"と同様、わけのわからないシリーズ。
なんで恐竜がでてくんねん!

彼らの「女性を讚える曲」、"女神"。
とにかくスケールのでかい曲。
ディスプレイには宇宙の映像が出てきたり。

暗転して、岩沢さんにスポット。
そして、聞き覚えのあるあのイントロです。
"リアル"。
映像は、糸電話。
なんだけど、糸電話の糸がリボンでさ、ふわふわしてるの。
それじゃあ、声聞こえないってw
小さな子供から、おじいちゃんまで、世代を変えて会話してる映像でした。
最後はリボンマークがディスプレイにどーんと表示されて。

そして、ゆずとスタドメンバーがはけていきます。
暗転。
スタジアムもそうだったけど、「時間が経つのは早いもので」がないのは、
かなり寂しいです・・・
で、手拍子だったり、一部で"する〜"を歌う声が聞こえてくるんだけど・・・
「ただいま、ステージ上ではゆず体育館ツアーリボン第二幕の準備をしております。
しばらくお待ちください。」というアナウンスが流れる。
え?第二幕?じゃあ、さっきのは第一幕ですか?
もう既に開演から2時間経ってるんですけど・・・

と思ってたら、ブザーが鳴って。
「まもなく第二幕を」のアナウンス。
細かいなぁ・・・w
映像が流れる。
「俺の名前は北澤悠次」・・・オイオイ、安直なネーミングだなw
コンビニの店員さんは岩沢さん。
おでんのやりとりが面白い。
どーせなら地域ネタで「味噌にしますか?からしにしますか?」やってくれたら・・・
名古屋最終日に期待w
領収書の宛名は(有)セーニャ。
てか、おでんを経費でおとすなよ!!
舞台にはコンビニ袋をもった、スーツ着て眼鏡かけた北澤さん。
そしたら、今度は元カノの影が。
「悠ちゃん・・・」「南・・・」
・・・タッチかよ!!
なんと、声優さんも日高のり子さんだったりするわけで。
元カノに結婚することを告げられる北澤さん。
「幸せになれよ」と返してみるもショックは隠せない北澤さんに客席から「がんばれー」と声がかかる。
で、幕がおりて、曲がはじまる。
"もうすぐ30才"。
岩沢さん&スタドのメンバーがコンビニの店員の格好してます。
ちなみに、コンビニはセ○ンイレ○ンのぱくり。
なんと、岩沢さんバンジョー弾いてますよ!
PV見た時は6弦のかなぁ?とも思ったんですが、5弦でした。
いつのまにこんな芸当を・・・
で、木村健さんがアコギを弾いてます。よく見えなかったけど、YAMAHA黒っぽくなかった?
"しょぼい深夜映画で泣けてくる"のところで映ってる映像は・・・・"夏色"PVだったりするw
で、1コーラス終わって、また映像。
今度はタクシーに乗り込む北澤さん。
運転手は、もちろん岩沢さんw
「三重県営サンアリーナまで」
「何かやってるんですか?」
「ゆずがライブやってるんですよ」
のやりとりで大歓声。
2コーラス目が始まって、"ナイター帰りの子供たち"とすれ違ってみたり。
"仲間とよく歌ったあの唄だった"のところで、北澤さんカラオケに入る。
歌い始めた曲は・・・
「だーかーらーそーのー目ーでー」
"からっぽ"でした。
チャイムが鳴って、合格w
そしてまた曲が再開されて。
一通り終わったと思ったら、なんと、「この会場には様々な年代の方が」って・・・
で、1ケタのひとは「もうすぐじゅーっさい!」
10代のひとは「もうすぐにじゅっさい!」
20代のひとは「もうすぐさんじゅっさい!」
と歌ってください、ということで。
あれ?じゃあ、20歳のひとはもうすぐ30歳なんですか?w
で、スリーピースしながら、もうすぐ30才をみんなで歌って。
最後、岩沢さんの「ありがとうござーっしたー」がうけた。
エンドロールまで用意されてるところがまたツボ。

以上を持ちまして、第二幕は終了ですのアナウンスの後・・・
ディスプレイには
「もう十分だよね?」「もういいよね?」
「まだ歌えるの?」「もいっちょイク?」
といったメッセージが表示される。
それにブーイングだったり歓声だったりが起こって。
そして、「ダブルアンコール」の文字が。
あ、「第二幕」はアンコールだったのね・・・

そして、出てくるゆずのお二人。
ツアーTシャツ着てます。
個人的にはむしろスタドが着てたTシャツが欲しいな。

「三重は初めてなので」ということで、初めましてスペシャル。
ゆずにとって、大事な曲。
"いつか"
もう、イントロからしてやられました。
やっぱり、生で聴く"いつか"は、やばすぎるぐらいにいい。
一体、今までどれだけこの曲を聴いて、どれだけ救われてきたか。
でも、ライブで聴く"いつか"は格別。
この日、ここの会場でこの唄を聴けた三重の人たちはとても幸せ者ですよ。

次の曲は"サヨナラバス"。
"夏色"、"少年"と3点セットでツアーでほとんどはずれたことのない曲。
「ライブの定番」曲があることで、ライブの色って変えにくいと思うんだけど、
これを見事変えてるんだよね、毎回毎回。
ここらへん、すごいと思います。
で、聴き慣れてるはずの曲のはずなんですよ。
確かにいい曲だと思うし、シーズン的にもちょうどこの時期の曲だし。
でもさ、まさか、まさか・・・・
この曲で泣かされる日が来るとは・・・
夢にも思いませんでしたよ。
なんだろ、もう終わりが見えてる奈良の生活との別れを惜しんでるのか?
今までずっと自分を守ってきてくれた「学生」という身分との別れを惜しんでいるのか?
とにかく、一度流れ出した涙はとどまることを知らずに流れ続けます。
やばい、ライブ中にこんなに泣いたの多分初めてだわ・・・
この曲が「名曲」と言われる所以をこんなところで身をもって体験することになりました。

バスが終わって、タオルを持つ北川さん。
タオルと言えば、あの曲ですね。
最後の曲は"陽はまた昇る"。
ツアーの最初のころはまばらだったというタオル投げも、
この日はすごい大勢の客が投げてました。
しかも、みんなツアーグッズのタオルで。
黄色がすごいきれいやったわぁ。

最後、もう一度スタドのメンバー紹介。
そうそう、バンマス伊藤さん、実は四日市出身なんだそうで。
そして、ゆずがお互いを紹介。
岩沢さん、今度来るときは北川さんとお伊勢参りに行くってさ。
階段を上って、割れたメインディスプレイの前で
「気を付け!ありがとうございました!」
ここで、北川さんが「しーっ」ってやってるのに「行かないで」と叫んだ客がいなければ
三重のマナーは最高だった、って書けたのに、非常に残念です・・・
「ハッスル」をやったあと、メインディスプレイが閉じていって。
「また会おう ゆず」が表示され、ライブ終了。

開演から約3時間。
長いライブだったわぁ・・・

自分がゆずのライブに来ることをここまで渇望していたっていうことは、
自分でも驚きでした。
もう、"命"あたりからテンションあがりっぱなしだったからなぁ・・・
そして、"いつか"も聴けたし。
"サヨナラバス"の素晴らしさを再確認できたし。
マナーも結構よかったし。
ホント、GO HOMEからここまで、長かったです・・・
奈良に来てからライブ依存率がすごい高くなったんだけど
(奈良にいたら他に面白いことがないからなのかな?)
ここまで体全体で嬉しさを実感できたライブも他になかなかないので、
自分にとってはとても素晴らしいライブになったと思います。

次は神戸!!

++Live Repo Top++

++Site Top++


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First update: March 8, 2006.